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【CuoreUp #017】何事よりも優先される「自己保身」という魔物
- 2015年5月 7日(木) 17:00 JST
- 投稿者: Admin
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◆ 今回のCuoreUp
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今回のテーマは『何事よりも優先される「自己保身」という魔物』です。
「自己保身」というと、何か特別な事柄のように思ってしまう人も多いようですが、
簡単に言ってしまえば、「傷つきたくない」「嫌な思いをしたくない」とか、
「批判されたくない」「否定されたくない」といった負の感情を避けるために、
あまり意識せず、半ば反射的に取っている行動が「自己保身」という行動です。
プロスポーツ選手がプレッシャーに負けて、
実力を出し切れない一つの要因が「自己保身」であると言われています。
成功してガッツポーズをとるイメージではなく、
失敗して責め立てられてしまうという恐怖が、心も体も委縮してしまい、
アスリートとしての機能を低下させてしまうようです。
誰もが失敗を恐れるのは当然かも知れませんが、
「自己保身」というのは「失敗」そのものではなく、
「失敗の先にある未知への不安」によって引き起こされるのです。
話は、ちょっとズレて、確率についての話しになります。
サッカーのPKのに関する確率の話しです。
ぶっちゃけ、左右の上隅であれば、
弾丸のようなスピードでなくっても、
キーパーは絶対と言っていいほど、捕る事は不可能です。
その為、ボールが動き出す前に、キーパーは勘を働かせ、
飛び出す必要があるのです。
勘が外れれば、100%捕球は不可能です。
勘が当たっていても、距離が遠ければ、勿論不可能です。
それにも関わらず、成功率は75%程度です。
4人に1人は失敗しちゃうんですね ^^;
もうちょっと、数字を覗いてみましょう。
キーパーが向かって左に飛ぶ確率は57%です。
向かって右に飛ぶ確率は41%です。
おや?
100%になりませんね?(汗)
そうです!
真中に留まっている確率です。
しかも、たったの2%です(笑)
だとしたら、ど真ん中に蹴り込めば、98%の確率でゴール出来ます。
しかも、きわどい隅っこ狙いではありませんから、
外す心配もありませんよね?
では、何故、ど真ん中狙いの98%にしないのでしょうか?
それこそが「自己保身」の「本質」です。
まず「失敗」すること自体を恐れます。
次に「失敗した場合の言い訳」を考えます。
そして「言い訳の正当性」を判断します。
つまり、成功する為の方法を選択しているのではなく、
失敗した場合と、失敗した時の言い訳と、
その正当性つにいて、悶々と葛藤した結果、
98%の成功率ではなく、左右の隅っこを狙うのです。
むむ?
ちょっと解りにくかったですか?
では、ちょっと違う切り口で考えてみましょう。
ど真ん中を狙って失敗した時のイメージです(笑)
・ど真ん中狙いで、上の方へ飛んでったら、最悪ですよね?
・ど真ん中狙いで、キーパーが動かず捕られたら、ダサいですよね?
・プロなのに、なんで上の隅も狙えないの?って言われそうですね。
上の隅を狙って失敗した時のイメージです(笑)
・キーパーの読み勝ち!(残念)
・狙い過ぎてゴールの外!(惜しい)
・チャレンジ失敗!(無念)
…どうでしょう?
どちらも失敗した時のイメージにも関わらず、
すごく対照的だと思いませんか?
チームの勝利を求めるのならば、
100%上隅に決める自信と実力がない以上、
確率で判断するべきにも関わらず、
「自己保身」が優先されてしまい、
結果的に、勝利を手放す羽目になるのです。
サッカーでの確率の話が長くなってしまいましたね ^^;
では、話を戻します。
今回のテーマは『何事よりも優先される「自己保身」という魔物』でしたよね?
「自己保身」とは、自己の地位や立場、利権、財産などは勿論のこと、
評判や評価、体裁なども含めて、守る行為のことです。
この行為自体を否定するつもりはありません。
時には必要な対応だと思いますし、
最後は、誰しも自分を守るべきだと考えています。
吾輩が「魔物」と呼んでいるのには理由があります。
「自己保身」は、悪循環を生むからです。
「自己保身」が強くなってくると、体裁を異常に気にします。
身を守る行為の一つとして、本能的にしていますから、
嘘をつくことも、なんら悪いことだと思っていません。
本能的ですから、防ぐことも、非常に難しいです。
「魔物」のもう一つの側面が、
「何事よりも優先」される…ということです。
ワールドカップなどの「勝利を優先」すべき場においても、
勝利への確率を無視して、自己保身に邁進してしまうのです。
国としての色々な物事を背負っているにも関わらず…です。
本能に抗うというのは、非常に難しいですが、
良い意味で、開き直る事が出来れば、
最適なパフォーマンスが出せるのかも知れませんね(笑)
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・部下のモチベーションを上げる方法
・モチベーションを上げる仕組み作り
・モチベーションとストレスの関係性
などです。
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◆ あとがき
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やりたことが沢山あるのは良いことだろうけど、
多過ぎると、どれも中途半端になっちゃうよね…。
時間は無制限にある訳じゃないから、
取捨選択は必要なんだけど、自分は捨てるのが苦手…。
なので、捨てるんじゃなく、ちょっと置いておく…。
で、一日のうち、ちょっとだけでも良いから、
目にしたり、一行でも書いたりする。
吾輩もスーパーマンではないですから、
時にはモチベーションが低い時もあるのです。
そんな時でも、如何にして、
負担にならず継続できるかを模索中(笑)
妙案が手に入ったら、披露しますねぇ~(笑)
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