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【CuoreUp #019】「いい人」という言葉の与える影響とは?
- 2015年5月21日(木) 17:00 JST
- 投稿者: Admin
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◆ 今回のCuoreUp
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今回のテーマは『「いい人」という言葉の与える影響とは?』です。
吾輩は、この「いい人」という言葉に支配され続けてきました(笑)
え?どいうこと?
と、思う方もいらっしゃるかと思います。
敢えて、繰り返し言います。
本当に「支配され続け」て来たのです。
そりゃもう「呪縛」と言ってもいいくらいです(汗)
この呪縛には、二つの種類があります。
まず、一つ目は『直接的呪縛』になります。
直接、相手にかけることで効力を発揮します。
突然ですが、質問です(笑)
「いい人」という言葉を、どんな人に使っていますか?
・親切にしてくれた人に?
・気を使ってくれた人に?
・厳しく叱ってくれた人に?
・一緒に泣いてくれた人に?
・笑わせてくれた人に?
・共に歩んでくれた人に?
これら全部をひっくるめて、
『本当に、あなたは「いい人」だ!』
と言っていませんか?
この言葉に隠されているのは「評価と分類」です。
お気付きでしょうか?
あなたは「いい人」という評価を下し、
あなたにとっての「いい人」に分類しているのです。
恐ろしいのは、この「評価と分類」は、
「あなた独自の基準」だということなのです。
悪い言い方をするならば、
「あなたにとって都合のいい人」のことを、
何の気なしに「いい人」として「評価と分類」している。
ということです。
「評価と分類」を繰り返され、
この言葉を浴び続けた人には、
「いい人」でないと「人間関係が崩れる」のではないか?
という恐れが心に宿ってしまいます。
この恐れが「支配」を生むのです。
人間関係が壊れることを恐れていますから、
「いい人」と言ってくれる人の前では、
「相手が望むような役割や人柄を演じます」
相手にとって「都合のいい人」になってしまうのです。
これが呪縛であり「支配」です。
では、続いて二つ目の「いい人」ですが、
こちらは『間接的呪縛』となります。
『○○さんって、本当に、いい人なんですよ!』という、
他者への紹介のセリフです。
「支配」されていますから、
この言葉を耳にした瞬間から、
新たな出会いにおいても「いい人」を演じるのです。
紹介する方としては、これまでの感謝の表現として、
「本当にいい人」と伝えてくれているのだと思います。
ですが、それが新たな呪縛を生み出しているのです。
そして、この呪縛には副作用があるのです。
紹介された側の人に「いい人」という刷り込みをしてしまう。
ということです。
刷り込まれた側としては、
ちょっとした価値観の違いを感じただけで、
「全然、いい人じゃないじゃん!(怒)」となってしまいます。
懸命に「いい人」を演じているにも関わらず、
「人間関係が崩壊」してしまったと感じ、
トラウマとなっていまうのです。
紹介をする際の「褒め」を否定しているのではありません。
「いい人」という、受け手の価値観に委ねられてしまうような、
そんな曖昧な紹介は、避けた方が良いのです。
誰も得はしないのですから…。
ところで「いい子症候群」というのをご存じでしょうか?
親の期待に応えるため、「いい子」を演じ続けるあまり、
個性が埋没してしまった子供たちのことです。
「いい子は、××しないでしょ!」
「いい子にしててね!」
という、極当たり前のフレーズが、
子供の心を蝕んでいくのです。
親子関係だけに関わらず、
「人の為に」という考えが強いタイプの人は、
大人になってからも「いい子症候群」になるのです。
ここまで「いい人」の与える影響ついて書いてきましたが、
如何でしょうか?
少しは「いい人」という言葉による呪縛が与える、
影響について、理解して頂けたでしょうか?
悪気がなく、むしろ称える為の言葉が、
その人自身を束縛し支配していまうという、
そんな危険性がある。ということだけでも、
心の隅にでも留めておいて下さいませ。
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などです。
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◆ あとがき
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自分は良く「いい人」と言われます。
そして、ずっと違和感を感じていました。
その都度、心を矯正されるような窮屈な感じです。
時折、深くも知らない仲なのに、
「いい人ですよねぇ~」と言ってくる人がいます。
自分の何を見て、何を感じて、
「いい人」と言っているのだろう?
自分のことなんて、ほとんど知らないのに…と。
そんな人達が、あまりにも多かったので、
「いい人ですよねぇ~」と言ってくる人を分析しました(笑)
そして、驚くほどに共通している点がありました。
正直、愕然としました…。
「いい人」を乱発する人の正体については、
そのうち、ゆっくり解説したいと思います。
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