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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『好みが一緒だね！という甘い罠』です。

大抵の人が、他人に興味を持つ一つの基準として、
「好み(趣味)が一緒」というのがあると思います。

合コンなどの初対面の場は勿論のこと、
日々同じ空間に居る会社仲間でも、
何かしらの共通点があった方が話しやすいですし、
それが「好み(趣味)」であれば、
なおのこと、盛り上がります。

例えば、テニスが好きな人が出会ったとします。
当然、テニスの話で盛り上がることでしょう。

そして、テニスへ行こう！と発展することもあると思います。

片方は「バリバリの本格派」で、
もう一方は「体動かす程度にするのが好き」だとして、
２人のテニスの時間は果たして楽しいものでしょうか？

ところも人も変わって温泉好きな人。
そのエリア周辺の温泉を完全制覇する人と、
一か所で、のんびり過ごす人。

どちらも温泉好きではありますが、
過ごし方は全く違います。

今度は、旅行好きな人。
のんびり過ごしたい人と、
名所をバリバリ廻りたい人。

何が言いたいかと言うと、
「好み(趣味)」が一緒でも、
「スタイル(過ごし方)」が異なっていると、
互いの満足度は低くなってしまい、
揉め事に発展するってことを知って欲しいのです。

「そんなの知ってますよ！いまさら(笑)」と、
嘲笑されてしまうかも知れませんが、
思っている以上に、見落とされているのも事実です。

話のターゲットをガラッと変えて見ます。
今度の対象は起業家達です。

理念や方向性が一致し、スクラムを組み、
歩み始めたのにも関わらず、
数年で仲違いする人達が多いように感じませんか？

「スタイル」が一致していなければ、
恐らくスクラムを組むところまで進まないと思うのです。

「好み(方向性)」や「スタイル(やり方)」が一緒でも、
仲違いとなってしまうのは何故でしょう…。

何かを一緒に進める上では、
もう一つ、大きな要素があるのです。

「嫌悪感(拒絶反応)」です。

「嫌だなと感じること」や、
「どうしても受け入れられない」という、
心の奥底から出てきてしまう感覚です。

例えば事業を拡大するチャンスが到来した時に、
どうしても資金が足りない場合、
金融機関から借金を平気で出来てしまう人と、
絶対にお金を借りたくない人とでは、
相入れることはないのです。

事業パートナー選びの時も同様です。
相手が連れて来た人が、とても優秀なのは頭で理解出来ても、
生理的に受け入れられないこともあるのです。

こればっかりは、理屈ではなく本能に近い感覚であり、
乗り越えるのは非常に難しいのです。

それでも打開策はあります。
ポイントは２つです。

まず「嫌いなこと」を開示することです。
そしてもう一つは「嫌いなこと」を無理強いしないことです。

互いの「好きなこと」の為に、
どちらか一方が「嫌いなこと」を我慢するようなことは、
絶対にさせてはいけないのです。

長く良好な関係を築きたいと思うのであれば、
「嫌いなこと」をさせることなく、
どうしたら「好きなこと」を実現できるのかを、
互いに話し合い、試行錯誤すれば良いのです。

「好みが一緒」と思って、
一気に盛り上がってしまうことも、
往々にしてありそうですが、
「嫌いなこと」というワナに注意して、
相手との付き合い方に目を向けてみては如何でしょうか？

ちなみに、素質統計学的に「嫌いなこと」で揉めるのは、
「人柄思考 vs 目的結果思考」という図式が、
多いような気がします(汗)

 

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◆ お知らせ
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今年最後の開催です！！
12/16(水) 19時～ 田町にて開催致します。

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日常の何気ないコミュニケーショントラブルや仕事での齟齬などを、
素質統計学のおさらいをしつつ、マトリクスを使ってタイプ別の解消法を説明します。

・基本３タイプ＝＝＝＝＝＝＝人柄思考、目的結果思考、自由権威思考。それぞれの特徴
・本質、表面、意思決定＝＝＝組み合わせにパターンによる特性の出方
・ＨｏｐｅとＲｉｓｋ＝＝＝＝ポジティブ、ネガティブと似て非なる振る舞い
・ＦｉｘとＦｌｅｘ＝＝＝＝＝臨機応変さ、優柔不断さ、堅苦しさなどの性質
・スピード感＝＝＝＝＝＝＝＝行動や思考のスピード感
・モチベーション６タイプ＝＝「やる気」「充実感」などの根源的な欲求

などです。

 

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◆ あとがき
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好みや方向性が一緒だと、
ついつい価値観までもが一緒だと思い込み、
相手の持っている、自分にとっての「嫌いなこと」が、
見えにくくなります。

熱が冷めてようやく「嫌いなこと」に目が向かい、
気が付けば「嫌悪感」の塊のよう…なんてことも(汗)

箸の上げ下ろしまでムカツク！
そんな事態だけは避けたいものです(汗)

せっかく「好み」が一緒なのですから(笑)