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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『「悲観的な人」は「判断が遅い」』です。

「悲観的な人」は「判断が遅い」という事実を、
ご存じでしょうか？

吾輩は「そんなの関係ねぇ～」って、
思っていました(笑)

話はいきなり脱線しますがご容赦下さい(笑)

「脳活トレーニング」の中に、
次々に表示される「文字」の「色」を答えるという、
早押しゲーム的なものがあります。

「あか(青色表示)」・・・青と答えれば正解
「みどり(黄色表示)」・・・黄色と答えれば正解

という、ちょっとひっかけのようなゲームです。

これは「ストループ効果」という、
文字意味と表示色による干渉実験で、
単純に表示色を判断する場合よりも、
文字意味と表示色が異なっている場合の方が、
著しく判断スピードが低下することを証明した、
当時では画期的な実験でした。

今では「ストループ効果」の派生研究として、
ストレスチェックや鬱病、痴呆症などの診断にも、
応用されているのです。

さて、話を今回のテーマに戻します(笑)

「ストループ効果」のさらなる派生実験として、
「ポジティブとネガティブ」について、
検証がなされました。

この実験では、色そのものに意味はなく、
常にランダムで表示され、
言葉の違いによる判断速度について計測したのです。

「ポジティブな言葉(ランダムな色)」
「ネガティブな言葉(ランダムな色)」

結果は、一目瞭然(笑)

ポジティブな言葉の判断速度に対して、
ネガティブな言葉への判断速度は、
25%以上も遅くなってしまうのです。

この干渉実験では、
もう一つ、驚くべき事実が判明したのです。

実験に参加した人の3割程が、
ポジティブ、ネガティブに関係なく、
純粋な判断速度が著しく遅かったのです。

何回も実験を繰り返しましたが、
その比率は、ほぼ一緒だった為、
「ストループ効果」とは別の心理分析を行いました。

その結果、判断速度が遅い人ほど、
「悲観的」傾向にあることが解りました。

素質統計学でいうところの、
「リスクタイプ」が近いですね(汗)

素質統計学でも、リスクタイプは、ホープタイプよりも、
判断速度が遅いと言われています。

無論「速度が遅い＝ダメ」ということではなく、
じっくりと考えている為、時間が掛ってしまう。
ということの現れでしかありません。

悲観的な人は、そうでない人に対して、
どの程度、判断速度が遅いのでしょうか・・・。

なんと1.5倍です！
驚くことに、1.5倍も時間が掛ってしまうのです。

色を判断して回答するまでに要する時間は、
せいぜい、0.1秒から長くても0.5秒です。

ですから、1.5倍だったとしても最長0.75秒です。
いっけん、大きな問題ではなさそうですが、
時間は有限です。塵も積もればなんとやら・・・。

先ほど「速度が遅い＝ダメ」ということはない。
と、書きました。
確かに「ダメ」ではありませんが、
ちょっと損をしていそうに感じます(汗)

では、どうすれば良いのでしょうか？

答えは目の前にありました。
脳トレです(笑)

素早く判断するトレーニングを繰り返すことで、
悲観的な感情に支配されることが減り、
ストレスに対しても抵抗力が増すそうです。

元々の「悲観的」という素質も、
トレーニングで改善できるのです。

その辺の脳神経科学的な話は、
また別途ということにして、
「自分は悲観的だな」と思う人は、
やってみる価値はありそうですね(笑)

即断、即決、即実行！！
まずは「即断」からトライしてみましょう！

 

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特別セミナーは、3月から再開致します。

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◆ あとがき
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先週は、久々にメンタルを酷くやられた(汗)

ということで、ちょっとサボッてしまい、
木曜の発行を先延ばしして、なんと月曜日(笑)

人と関わると言うのは、何かと難しいものです。

トラブルを発生させないことが理想ですが、
起きてしまった場合の収束の仕方にも、
やはりコツがあるものです。

ま、その辺りの話は、オイオイってことで(笑)