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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『合理性を追求しすぎるサイコパス気質』です。

「サイコパス」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか？

猟奇的殺人を犯した人などが、このカテゴリに分類され、
メディアに取り上げられることで、
「サイコパス＝犯罪者（異常者）」と、
思い込んでいる人も多いようです。

最初に言っておきますが、
心理学的には「サイコパス＝犯罪者」ではなく、
気質や性質のことを現わしています。

さて問題です(笑)
サイコパス気質の高い職業とは、
以下のうちのどれでしょう？

　1.弁護士
　2.外科医
　3.セールスマン
　4.警察官
　5.起業家

いずれも、トップ10に入るのですが、
もっとも高いのは「起業家」だそうです(笑)

起業家と呼ばれる人々は、
判断や行動をする基準として
「合理性」を意識していることが多いようです。

合理的に物事を進める上では、
自分の感情のみではなく、
他人の感情も切り捨てる必要にせまられる場合が、
往々にしてあるようです。

その為、人としての感情を切り離す習慣が生まれ、
「サイコパス気質」になっていくのだと推察されています。

他の職業の方々も、
その職業柄に由来した思考習慣から、
「サイコパス気質」が磨かれていくのだと思います。

心理学的には「サイコパス気質」自体は
誰にでも存在するものではありますが、
その「気質」を目覚めさせる「覚醒イベント」が、
発生していないだけ。と結論づけていおり、
生活環境の変化や、人間関係の変化によって、
感情を切り離さなければならない事態に陥った時に、
「サイコパス気質」は顕在化する。としています。

「サイコパス気質」が顕在化すること自体は、
「冷静な判断を下す」という機能として、
ある意味必要なことでもあるのです。

さて、サイコパス気質のプラス面を見てみましょう。

　・観察力、洞察力に優れている
　・とっさの判断、行動が早い
　・感情に流されず合理的な判断が出来る

ふむふむ、なかなか良い感じですね(笑)

起業家は勿論のこと、リーダー的役割を果たす人にも、
こういった気質は望ましいところです。

特に、観察力、洞察力といった点は、
社会にとっても良い機能として働くことが多いのです。

警察官が不意な職務質問で、
覚せい剤の密売人を捕まえちゃうとか、
医者が患者との会話中に異変に気付く。
などというのも、その一例です。

では、サイコパス気質のマイナス面はどうでしょう・・・。

　・協調性、共感性の欠如
　・感情の希薄化
　・合理性優位主義

なんとなく人間性を喪失しているような、
そんな印象を受けてしまいそうです(汗)

サイコパス気質が強まれば強まるほど、
マイナス面が前面に出て来てしまうようで、
対人関係やコミュニケーションにおいても、
トラブルを巻き起こしてしまうのです。

なかでも「合理性優位主義」というのは、
かなり厄介モノです(笑)

元々サイコパス気質の人は、
地頭力が良く弁が立つこともあり、
その攻撃力（口撃力）たるや、
半端ではありません。

特にビジネスの世界では、
ある意味で「合理性」が「正義」の皮をかぶって、
堂々と闊歩していますから、
サイコパス気質の人にとっては、
居心地も良く、さらに磨きがかかるのです(笑)

あまり「合理性」ばかりを振りかざすと、
徐々に周囲から人が遠のいてしまいます。
自分はもしかして「サイコパス気質か？」と、
感じることがあるようでしたら、
今一度、誰の為の「合理性」なのかを、
思慮してみては如何でしょうか？

最後に、ちょっとだけ余談です(笑)

映画の登場人物として著名なサイコパスは、
恐らく「ハンニバルレクター（羊たちの沈黙）」でしょう。
しかし、それと同等か、それ以上なのが、
「ジェームズボンド（００７）」なのです。

２人の特徴を思い出してみて下さい。
洞察力、判断力、行動力、人をコントロールする弁舌(汗)
私利私欲の為か国家の為か・・・の違いだけです(汗)

 

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◆ あとがき
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誰にでも「サイコパス気質」は存在します。

その気質に振り回されることなく、
上手のコントロールするのが、
理想なのだと思います。

随分前、こんな馬鹿げたことを言う人がいました。

『起業家にはサイコパスが多い。
お前は、起業家だ。
だから、お前はサイコパスだ！』

三段論法が下手くそ過ぎて笑いました(笑)

吾輩、そっちの気質を引っ張り出すのが、
ちょっとだけ上手なだけです(笑)