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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『日本に電柱は何本ありますか？』です。

まぁ、現代社会は情報が氾濫していますので、
ネットでググれば、答えはあっというまです(笑)

ですが、ネットを使わなくても、
おおよその数を、答えることが出来るのです。

それが「フェルミ推定」です。

まず「フェルミ推定」ってなによ？
を、ウィキペディア様に確認してみましょう(笑)

『実際に調査するのが難しいような
とらえどころのない数量を、
いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、
短時間で概算することを指す。』

だそうです。

フェルミ推定の「お題」として、
よく取り上げられるのは、

　・サッカーボールは、世界中に何個ある？
　・東京都のマンホールの数は？

などですが、
正直、いくらでも「お題」は作れます(笑)

「フェルミ推定」の重要なポイントは、

　・それらしい仮定
　・それらしい推論
　・それらしい結論

なのです。

そう。
どれも確たる証拠はありませんが、
「それらしい」が故に、
「なんとなく納得」させられてしまうのです。

似非コンサルが使う手ですね(笑)

実はこの「フェルミ推定」は、
「地頭力」を見極めるのにも使われています。

就職活動の面談時には、
一時期ブームのように、
お題を投げかけていたようです。

「自販機の一日の売上高知ってる？」とか(笑)

もしかしたら、
今でもお題は出されてるかも知れませんね。

この「フェルミ推定」ですが、
個人的には「地頭力」を鍛えるのに、
使えると考えています。

とある事象に対して、
「仮定」「推論」「結論」を、
自分一人で問答出来る上、
自分の納得感が答えとなり、
「見える化」出来るからです。

しかも、この一連の思考の流れは、
「論理的思考（ロジカルシンキング）」の
強化にも効果を発揮します。

「フェルミ推定」による結論を、
より現実的なモノとする為には、
「仮定の確からしさ」がとても重要です。

「仮定」で利用する数字は、
類似した事象から引用するのが良いでしょう。

「推論」も、またしかりです。

ここで、もう一歩、踏み込んでみます(笑)

「フェルミ推定」では、
仮定、推論、結論のステップのみで、
結論の検証はありません・・・(汗)

なので、自身の結論が、
より現実的で、事実に近いものか、
検証することをお勧めします。

この「検証」を行うことで、
仮定と推論の「確からしさ」を、
確固たるものにすることが出来ます。

「フェルミ推定＋検証」で、
脳内ワーク(一人問答)をしていると、
ある日突然、副産物を得ていることに気付きます。

「疑う」という「癖」です。

ニュースを見ていても、
どこぞの誰かのプレゼンを見ていても、
その取り扱っている「情報の確からしさ」に、
目が向くようになるのです。

「疑う癖」というと、
悪い印象を与えてしまうかも知れませんが、
物事を客観的に判断するには、
とても重要なことです。

是非、試してみましょう。

さて、問題です。
日本に電柱は何本ありますか？

 

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◆ あとがき
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「推定」は「妄想」ではありませんし、
「仮定」は、あくまでも「仮のモノ」なので、
いつかは「実体」に置き換えないと行けません。

世間に流れている情報の大半は、
仮定と推定で出来ています(汗)

ちょっとコワイですね。

地頭を鍛えて、
情報の波に呑み込まれないよう、
気を引き締めて行きたいです(笑)