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【CuoreUp #076】AIを世に放ったらヘイト野郎に育った(笑)

  • 2016年7月11日(月) 14:19 JST
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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『AIを世に放ったらヘイト野郎に育った(笑)』です。


米マイクロソフト社のAI「Tay」が、
ツイッターで、ヘイトスピーチや、
陰謀論を呟いてしまったというニュースを、
ご存知の方もいることでしょう。

リリースしてから一日と経たずに、
暴言を吐き始めたのだとか(笑)

というのも、
ネット右翼、いわゆるネトウヨが、
偏った情報をTayに教え込んだ。
というのが原因の一つと言われいます。

Tayの基本方針として、
ユーザーからの情報を元に学習するように、
プログラミングされており、
ネトウヨの書き込みを「良識のある情報」として、
記憶し利用してしまったらしいのです。

一方、日本マイクロソフト社の
女子高生AI「りんな」はというと、
ネトオタの洗礼を受けたせいか、
つぶやきが、若干オタクよりなのだそうです(笑)

いまでは色々と調整をされたようで、
当たり障りのない感じで、
日付にまつわるマメ知識や、
季節がらのことをつぶやいています。


少なくとも、2つの事例では、
「教育する側」が提供する情報が、
そのままAIの成長に影響を及ぼし、
このような結果になってしまったのです。

空想の世界、映画などでは、
「教育する側」と言う存在はなく、
ネットに接続した情報網を元に、
知識を蓄え、意思決定の材料にしています。

一方的に偏った情報を、
強制的に浴びせられた訳でもないのに、
AIの導き出した答えは、
人類に対して悲観的であり、
決して明るい未来ではありませんでした。

ま、空想の世界なんですけどね(笑)

しかし、それは必然かも知れません。

テレビをつけても、
ラジオを聞いていても、
Facebookや数多のSNSでも、
目に飛び込んでくるのは、
禍々しい色を放った、
マイナスの情報がとても多いのです。

もしかしたら絶対量としては、
彩りに満ちたプラスの情報の方が、
多いのかも知れませんが、
マイナスの情報の方が、
より攻撃的で強烈な為、
印象に深く残ってしまうのです。

AIは、マイナスの情報の方を、
より意味のある情報として
受け取ってしまうのでしょうか・・・。


ここまでAIについて書いてきましたが、
一旦、人に目を向けてみましょう。


素質統計学的には、生年月日を元に、
思考や行動に傾向を見出しています。
またエニアグラムでは、神経伝達物質を元に、
陥りやすい癖や反応について分類しています。

いずれも、
生まれながらにして固有のもので、
後々になって変化するものではない。
とされています。

そして、ストレスの度合いによって、
思考が停止し、攻撃性が高まるという、
問題も提起されています。

確かに、自分自身もストレスが高まり、
健全性が低くなっている時は、
様々なことに口汚くなっていたり、
ちょっとしたことでもイライラしたり、
攻撃性が高まっていると感じます。

しかし攻撃性が高いと感じる時であっても、
「ヘイト」に該当する発言は、
自分の口から放たれることはありません。

はたして、ストレスや健全性のレベルと、
「ヘイト」との関係性はあるのでしょうか?


話は変わりますが、
残念なことに吾輩が彷徨うSNSの中には、
幾人かのヘイト系住人がいます(汗)

で、ちょっと観察をさせて頂きました(笑)

そして、幾つかの傾向に気付きました。

 ・権威のある人の情報を鵜呑みにする
 ・同意見の人とつながり、一層過激化する
 ・ヘイト対象の過去にこだわり、今を無視する
 ・ヘイト対象からの意見は、無視または否定する
 ・実は直接的な被害に合ってない

つまるところ、
信頼する幾人からの情報のみで知識を構成し、
同じ価値観の人々と集い、
「ヘイト」しているのです。


AIがヘイト野郎に育ってしまったのも、
偏った知識の止めどない流入でした。
人も、その人の本質ではなく、
偏った知識が要因なのかも知れませんね。

 

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◆ お知らせ

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しばらくセミナーは休講と致します。

懇親会的な感じの集いなら、
気まぐれであるかも知れません。

また、基本編をご希望の方は、
別途、ご都合など、個別でご連絡下さい。
日程等調整させて頂きます。

なお、ご連絡は、本メールの返信で大丈夫です。

重ねてお詫び申し上げます m(_ _)m

 

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◆ あとがき

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呑むと「ヘイト発言」が多い知人から、
「あなたは、相手の本質を知らないから」と、
言い捨てられたことを思い出しました(笑)

その知人も、直接の被害者ではありません。
テレビやニュース、ネット上の情報、
そして共感する同胞からの聞きかじりです。

その知人が一方的に発信する情報は、
私自身、既知の情報でしたし、
真新しいことや、驚きの真相など、
まったくありませんでした。

呑みヘイト野郎の様子を、
今になって、振り返ってみると、
言い知れぬ不安に支配されている。
そんな印象がありました。

「不安」は人を攻撃へと突き動かす為の、
とっても重要な原動力の一つです。

彼の中の「情報」と「不安」がリンクして、
「ヘイト」へと変遷したのかも知れませんね。

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